2025年度定期演奏会(全7公演)が、令和7年度 文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))の助成対象活動として採択されました。
この事業は、文化芸術団体が行う優れた公演創造活動を支援することを通じて、我が国の文化芸術を牽引するトップレベルの文化芸術団体を育成し、舞台芸術の水準向上を図るとともに、より多くの国民へ優れた舞台芸術の鑑賞機会を提供することを目的としています。
また、第216回定期演奏会「ロマンティックの真髄」が、公益財団法人アフィニス文化財団の《アフィニスエンブレム》に採択され、助成を受けることが決定いたしました。
《アフィニス エンブレム》について
「音楽文化の担い手としてのプロ・オーケストラが主催する、わが国ならびに各楽団が活動の重点を置いている地域にとって意義がある企画」として選ばれました。
-選考理由-
「ロマンティックの定義は難しい。しかしこのコンサート、ロマンティックな感性が時代を超えて人間を変える、と教えてくれる。めったに弾かれないマルクスのピアノ協奏曲はスクリーンの恋に酔いしれるよう。一見、違う個性の阪田知樹が弾くのも興味深い。新進作曲家の丹羽菜月は、2023年、第92回日本音楽コンクールに《脱臼的解決法Ⅳ》と舌をかみそうな題名の曲で優勝した。規則、法則に全くとらわれず、自らの感覚のみで音を組み立て、審査員を魅了した。今回、「ロマンティックな概念」に合わせて丹羽がどのような音を提示するのか?そして名曲、チャイコフスキー《交響曲第4番ヘ短調》。角田の棒に酔いしれたい。」
梅津 時比古(アフィニス文化財団 オーケストラ助成委員)